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FBC 緊急地震速報

FBC 緊急地震速報

気象庁は2007年10月1日から「緊急地震速報」の本運用を開始しました。
FBCでは、テレビは2007年10月1日から、ラジオは2009年6月1日から「緊急地震速報」の放送を開始しています。
「 緊急地震速報」がどんなものであるか、メリットと限界、それを聞いたらどう行動するか、
など正しく理解して地震災害の軽減にお役立てください。

気象庁は2007年10月1日から「緊急地震速報」の本運用を開始しました。
FBCでは、テレビは2007年10月1日から、ラジオは2009年6月1日から「緊急地震速報」の放送を開始しています。
「 緊急地震速報」がどんなものであるか、メリットと限界、それを聞いたらどう行動するか、など正しく理解して地震災害の軽減にお役立てください。

「緊急地震速報」とは?

「緊急地震速報」とは、地震発生による大きな揺れが到達する前に各地に大きな揺れが到達する時刻や、各地の揺れの大きさなどを推定して事前に知らせる情報です。

地震の発生とともに、P波(初期微動)と言われる比較的弱い横揺れ(秒速約7キロ)と、S波(主要動)と言われる強い縦揺れ(秒速約4キロ)が発生します。

日本全国に置かれた気象庁などの「地震計」がこのP波を感知して、地震の規模(マグニチュード)、震源地、各地の到達震度などを推定し、それをラジオ・テレビなどマスコミ各社、速報データ配信会社、それに交通機関や、大規模集客施設、ビル管理会社などに伝達します。

大きな揺れが到達する前に、この情報を身の安全の確保やエレベーターの制御、電車の減速などに利用することにより地震被害を防いだり、軽減したりすることが期待されています。

FBCではどう伝えるか?

テレビとラジオで速報の基準が異なります

FBCテレビでは

全国で震度5弱以上且つ、県内が震度4以上が想定される時、通常番組・コマーシャル・提供告知を問わず、速やかに字幕情報として放送します。

FBCラジオでは

福井県で震度5強以上が想定される時、 通常番組、コマーシャル、提供告知を問わず、番組を中断して、「報知音」と地震が発生した旨のコメントが自動的に流れます。

コメント:「地震が発生しました。揺れに注意してください。車はゆっくりスピードを落としてください。身の安全を確保してください」

この後 「気象庁から緊急地震速報が出されました。落ち着いて行動してください。詳しい情報が入り次第お伝えします」

  • テレビ・ラジオとも放送休止時間には、速報しません。
  • 地震が起きてからこのシステムが動き出しますので、地震情報の解析に要する時間などから、揺れが到達した後に情報が届くことがあります。
    つまり、震源地の近くでは間に合わない場合があります。
  • ラジオの緊急地震速報はAM・FMラジオでの受信向けの案内です。radiko.jpなどのIPサイマルサービスでは、緊急地震速報も実際の発表時刻より遅れが発生します。
    災害に備えて、ぜひお手元にラジオをご用意ください。
  • ラジオをお聞きの皆さんには「緊急地震速報」が、強いインパクトを与える可能性があります。例えば運転中のドライバーの急ブレーキなどによって交通事故が起こるなど、「伝えることから生じる二次被害」が起きる可能性もあります。
    ラジオでは、福井県内で震度5強以上の揺れが想定されない場合、速報しません。
  • 緊急地震速報の放送基準はFBC独自のものです。他の放送局、携帯電話やスマートフォンからの速報とは基準が異なる場合があります。

「緊急地震速報」のメリット

「緊急地震速報」が伝えられることによって、次のようなメリットが考えられます。

1.建物の中では・・・

揺れが来る前の時間に、上から落ちてくるものや、倒れてくる家具から、とっさにテーブルの下に隠れるなど、身を守ることができます。

2.ビルの中では・・・

揺れが来る前にエレベーターを近くの階に止めることによって、閉じ込め事故を減らすことができます。

3.屋外では・・・

危ない場所(自販機やブロック塀の近く、崖の下、上から物が落ちてきそうな場所、など)からすみやかに離れることによって、身を守ることができます。

4.デパート、地下街など人が多く集まる場所では・・・

危険物の売り場、倒れてくるものがある場所から避けることができます。

5.電車に乗っているときは・・・

運転士が指令を受けて減速することによって、停止しなくても高速運転中に比べ、事故が起こらない、又は被害が少なく済みます。

6.車を運転中では・・・

減速することによって、停止しなくても高速運転中に比べ、事故が起こらない、又は被害が少なく済みます。

「緊急地震速報」利用の心得

慌てずに、まずは身の安全を確保!

緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れがくるまでの時間は、数秒から数十秒しかありません。
そのため、短い時間内に身を守るための行動をとる必要があります。

家庭では

  • 頭を保護し、丈夫な机の下などに隠れる。
  • あわてて外に飛び出さない。
  • その場で火を消せる場合には火の始末、無理な消火はしない。
  • 扉を開けて避難路を確保。

自動車運転中では

  • あわててブレーキを踏まない。
  • ハザードランプを点灯し、緩やかにスピードを落とす。
  • 大きな揺れを感じたら、道路状況を確認し左側に停止。

大規模施設では

  • 係員の指示に従い、落ち着いて行動。
  • 落下物から頭を保護、照明などの下から退避。
  • あわてて出口や階段に殺到しない。

屋外では

  • 看板やガラスの落下に注意。
  • ブロック塀や自動販売機、ビルのそばから離れる。

エレベーターでは

  • 最寄階のボタンを押して停止させ、すぐに降りる

鉄道・バスでは

  • つり革や手すりにしっかりとつかまる
  • 落下物に注意