福井市で文房具店を営む角谷恒彦さん(49)は、
両面に文字が書ける和紙を新しく開発しました。
普通の和紙は万年筆などで文字を書くと
インクがにじむ欠点がありました。
ペン先が泳ぐような書き心地で、インクを受け止めてにじまない。
すべてを満足させる紙がようやく出来たのです。
構想から10年、越前和紙で初めての両面筆記ができる紙です。
角谷さんは、開発した越前和紙を、文具店ならではの
ノウハウを生かし手のひらに納まる手帳サイズに仕上げました。
(128頁・縦14.3センチ・横9.3センチ)
表装には、正倉院の宝物の修復にもたずさわる、
龍村(たつむら)美術織物製の生地を使い、格式高い手帳を作りました。
角谷さんは
「オリンピックのマークを透かし込んだ紙を使った
オリジナル商品をいっぱい作って世界から集まった選手や応援団に
日本のお土産として手に取ってもらえたら最高に嬉しいですね。」
と夢を語ってくれました。
【月】 キラリ情熱人
仕事、趣味、地域活動などで情熱を持って頑張る人たちにスポットを当てるミニドキュメンタリー。
情熱や元気の源をとことん追いかけ 応援していきます。
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2015.10.26(月)