生まれ育った山あいの集落・美浜町久保地区で松田賢一さん(63歳)が手掛けているのはソフトボールのように丸い「くぼ丸なす」。地域に受け継がれてきたナスを松田さんが「くぼ丸なす」と名付け3年前に福井県の伝統野菜の認定にまでこぎつけました。くぼ丸なすのことをもっと知ってもらおうと松田さんが発起人となりイベントを開催。美浜町内外から約50人が参加し、収穫体験、くぼ丸なすを使った調理や試食などをした。
生で食べると、甘くてリンゴのような食感の くぼ丸なす。
伝統野菜は地域に100年以上前から伝わる宝物。
「地域に眠っているものを探せば何かあるのではないか」と話す松田さん。
イベントの運営に、地区の若者たちも積極的に携わった。
「人口減少が激しく高齢化が進んでいる地域で若い人たちの力を借りて団結して新しい道を歩んでいきたい。 くぼ丸なすに関しては生産の仕方、種の付け方を確立させたい」と、松田さんは『くぼ丸なす』と『地区の未来』に期待を膨らませている。
小さな集落にあった宝物は地域の輪も丸くつなげている。
【月】 キラリ情熱人
仕事、趣味、地域活動などで情熱を持って頑張る人たちにスポットを当てるミニドキュメンタリー。
情熱や元気の源をとことん追いかけ 応援していきます。
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2016.08.22(月)