糸を巧みに結んで華やかな「飾り結び」を手掛ける
坂井市三国町の坂本美雪さん(51歳)
縁起の良い亀や梅の花をモチーフにしたものや
サルの拳に似せて災いが去るという意味を込めた
モンキー結び、おめでたい吉祥結びなど結び方は様々。
『飾り結び』は装飾として私たちの身近なところにもあり
例えば仏壇の扉や五月人形の飾り、掛け軸の風鎮
葬儀用の僧侶の袈裟、鎧兜にも使われている。
元々手芸が得意だった坂本さんは
17年ほど前に『飾り結び』の本に出会い
夢中になった。
「何もなかったら一本の紐だが、結ばれることによって
形なっていくのがとても面白い」と話す。
いにしえの人々から伝わる思いも手先に込めながら
坂本さんは飾り結びにビーズを入れてアクセサリーにしたり
重ね合わせたり、つなげたりして
彩り豊かにアレンジしたりしています。
それらを『美国結び』と名付けました。
「日本の古来から伝わっている美。
伝統を守りつつもアレンジを加えて
みんなに受け入れられる形で
残していけたら良いなと思う」と語る。


趣味や仕事、地域活動などで情熱を持って頑張る人たちにスポットを当てるミニドキュメンタリー。
情熱や元気の源をとことん追いかけ 応援していきます。



2018.02.26(月)