小浜市の中嶌阿児さん(35)。
若狭地方に群生しているアブラギリという植物から採れる
桐油(きりゆ)に注目し、若狭東高校とともに
8年間研究を重ねている。
2018年12月に、初めて製品のサンプルを完成させた。
江戸時代から生産されていた桐油は、かつては
若狭の特産品で、撥水性の高さから和傘や雨合羽に用いられた。
しかし、石油の普及により桐油産業は衰退。
今は国内で生産しているところはないという。
中嶌さんは、今でも若狭地方には多くのアブラギリが群生しているため、
この資源を活用させ国産桐油を復活できないかと考えた。
過疎地域や無人集落が増える中、
地方には資源が眠っている可能性があることや
この研究活動が他の地域活性化のロールモデルになってほしいと
中嶌さんは語る。
【月】 キラリ情熱人
仕事、趣味、地域活動などで情熱を持って頑張る人たちにスポットを当てるミニドキュメンタリー。
情熱や元気の源をとことん追いかけ 応援していきます。
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2019.02.25(月)