小浜市の仲野實さん(74歳)。
知り合いから「美味しいお茶がある」と聞き
初めて飲んだ時の香ばしい香りと味の虜になりました。
そのお茶とは、古くから小浜市遠敷地区の
10軒ほどの家庭で自宅用に作っていた「釜炒り茶」。
摘んだ茶葉を鉄鍋で炒るのが特徴です。
しかし、シカなどの被害に遭い地域に育っていた
お茶の木がなくなった他
茶葉の摘み手の高齢化などで釜炒り茶が途絶えてしまいました。
そこで仲野さんは、遠敷ふるさとづくりの会のメンバーと共に
仲野さんの畑に4年前、茶の苗木を280本植えました。
また、釜炒り茶の作り方を知っているお年寄りに
製法を習いました。
そして今年、釜炒り茶づくりのイベントを開き
茶葉の摘み取りをはじめ、炒り、もみ、干しの作業を
参加者に体験してもらい釜炒り茶の魅力を体験してもらいました。
釜炒り茶は、地域の財産だと思っていると話す仲野さん。
復活させた釜炒り茶を後世にもつないでいきます。
【月】 キラリ情熱人
仕事、趣味、地域活動などで情熱を持って頑張る人たちにスポットを当てるミニドキュメンタリー。
情熱や元気の源をとことん追いかけ 応援していきます。
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2019.06.03(月)