滝波宏文さん 未放送インタビュー
2013.07.23 Tuesday
きのうは、参院選の初当選から一夜明けた滝波宏文さんへのインタビューを放送しました。
滝波さんは、経済や原子力政策などを、選挙中と変わらぬ情熱で語っていましたね。
ここでは、時間の関係で放送できなかった部分をご紹介します。
Q 当選おめでとうございます。ぐっすり眠れましたか?
昨夜は長く寝る時間はなかったんですが、精神的にほっとしました。
特に、勝山や大野で支えてくれた人と喜びを分かち合ううちに気分がほぐれました。
Q 大野高校の時は登山をしていたそうですが、当選は山頂に着いたような気分でしょうか?
参議院という大きな山に登ったことは間違いないですが、大きな仕事を頂いたので、
高い山の途中の峠を越えて、「さあ!また今から登らなくては」という気分ですね。
Q 新幹線など交通インフラの早期整備に、財務省出身の経験や人脈を生かせますか?
そう思います。
財務省では予算全体を組んだこともあるので、それぞれの案件の重みは頭の中に入ってくるし、
実際に地元からの「広域観光」の案件があったときに観光庁の知人に繋いだこともありました。
知見と人脈をふるさとの役に立てるようにしたいです。
Q 原発の再稼働についての考えは?
今の活断層の議論には疑問を感じています。
原発は、リスクを認識し、コントロールすることに力をかけなくてはいけないと思います。
まずやらなくてはいけないのは、福島の事故の「原因を塞ぐ」ための安全対策です。
福島事故の原因は津波や全電源喪失であり、「活断層」は入っていないのです。
それなのに活断層のリスクをゼロにしろというのは、「原因を塞ぐ」ことからは外れています。
別の言い方をすれば、腕のケガをしたのに、開腹手術をする話をしているようなもので、
原子力規制委員会がリストにあげている活断層がらみのリスクは無理難題を突き付けています。
しっかり国会で議論したいと思います。場が与えられればですが。
Q 明日(23日)からTPPに日本が参加することについては?
TPPは例外を認めない方向から、中国の台頭もあって、自由(主義経済)諸国でグループを作り、
それぞれの国の事情を配慮するようになってきています。
日本は重要5品目をしっかり確保することを交渉するよう、国会から政府に対してやっていきたいです。
Q どんな政治家を目指しますか?
大学3年のときに地元出身の福田一さん(元衆議院議長)にお会いして
「すごい人だ。こんな人と一緒に仕事をしたい」「良い政策を作り、良い社会を作りたい」と
役所に入りました。福田一さんのような政治家になりたいです。
Q 福田さんのように衆議院議長や大臣を目指しますか?
いやいや、そこまでは申し上げられませんが、福田さんは地元から敬愛され、尊敬を受けました。
追いつけないだろうけど、努力していきたいです。
退路を断っての、政治家への挑戦。そして、大勝利。
この志と感激を忘れずに、日本のため福井のために力を尽くして欲しいですね。
若さと行動力に期待しています。