福井の惨状
2013.08.19 Monday
火を噴く福井県庁の写真です。
県立歴史博物館で、福井空襲(昭和20年7月19日深夜)の展示を見てきました。
先月、市内の民家で見つかった写真などが紹介されています。
(撮影禁止ですが、許可をいただきました)
127機ものB29が、10万本以上の焼夷弾を撒いた福井空襲。
罪もない一般市民が1600人近く死亡しました。
まず目についたのが、この写真です。
空襲前後の写真が比較してありました。
建物が密集していた街並みが、81分間の空襲ですっかり焼け野原になっています。
そして、負傷者の収容、配給に並ぶ市民…
たくさんの福井市民の痛々しい姿が、胸に迫ります。
なお、遺体が写った写真は展示していないとのこと。
水を求めてお堀や足羽川で多くの人が亡くなったと聞きます。
職員に聞くと、「きのうは4〜500人の来場者があった」そうです。
この日来ていた人も生々しい写真に、言葉を失っていたようです。
終戦から68年・・・といっても、それほど古い過去には感じません。
2度と過ちを繰り返してはなりません。
「福井空襲写真アルバムー日米に残された写真記録」。
県立歴史博物館で9月1日まで開かれています。(入場料100円)